「AIシュリーマン」は、「ChatGPT-4 Turbo」や「Google翻訳」などのAIを使ってWEBサイトを自動で翻訳してくれるWEBサイト翻訳支援ツールとなります。
「Google API」などの自動翻訳サービスとの大きな違いは、AIが自動で翻訳した訳文を管理画面(ダッシュボード)のライブビューで人間がチェックしたり、修正を出来るという翻訳支援ツールの側面を含んでいると点になります。
翻訳会社が運営母体の数少ないサービスでもあり、翻訳会社ならではのサポートなどを訴求ポイントとしてアピールしているようです。また、「ChatGPT-4 Turbo」 をベースの翻訳エンジンとしているサービスもまだ少なく、「AI翻訳」+「AI校正」+「⼿動翻訳」の連携による翻訳品質を売りにしています。
では「AIシュリーマン」のサービスに関する情報、料金や機能、評価・口コミの評判などを見ていきましょう。
「AIシュリーマン」のサービスデータ
サービス料金
項目 | 料金 |
---|---|
初回サポート費⽤ | 500,000円(分割払い可) |
月額費用(ベース料金) | 3言語まで ・300ページ以下/60,000円~ ・1,000ページ以下/90,000円~ ・2,000ページ以下/120,000円~ ・2,000ページ超/応相談 |
言語追加料金 | 4言語目以降、1言語追加につきベース料金に+10%が加算 |
SEOオプション | ベース料金の +25% が加算 |
プロ翻訳オプション | ・英語、欧州言語、タイ語、ベトナム語など 10,000/時間 ・中国語(簡体字)、韓国語 5,000円/時間 |
画像翻訳オプション | 応相談 |
PDF翻訳オプション | 応相談 |
最低契約期間 | 12か月 |
導入までのスピード
即日からでも導入可能(HTMLソースにスクリプトを一行埋め込むだけ) |
主な機能
機能等 | 内容 |
---|---|
運営母体 | 翻訳会社 |
翻訳エンジン | ChatGPT-4 Turbo + Google翻訳の独⾃組み合わせ |
AI校正機能 | ChatGPT-4 Turboによる校正 |
プロ翻訳者への翻訳依頼 | 翻訳会社「WIPジャパン」による対応 |
画像翻訳 | 翻訳会社「WIPジャパン」による対応 |
文字数上限 | 無制限 |
辞書 | 100,000件まで登録可能 |
部分一致辞書 | 〇 |
HTML辞書・正規表現辞書 | HTML辞書:3,000件まで登録可能 正規表現辞書:制限なし |
SNS等向け 翻訳ツール | 〇(追加費⽤なし) |
レスポンスの速さ | ◎(最速‧0.03-0.06秒) |
セキュリティ | 国内サーバー |
対応言語数 | 132言語 |
⾔語毎のCSS&JavaScript | 〇 |
2023年2月にリリースされたばかりの比較的新しいサービスとなっています。新しいサービスだけあって、他社で装備されている機能はほぼ採用されているという印象で、レスポンスの速さ(表示速度)にも自信があるようです。
最近では「DeepL翻訳」や「Google翻訳」よりも翻訳品質がよいのではないかと言われている 「ChatGPT-4 Turbo」 を翻訳のベースエンジンに使っている数少ないサービスとなります。
導入実績
導入企業:集英社、BIG ECHO、NTTコノキュー他https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000018525.html
その他:「makeshop byGMO」公式アプリにてプラグインを提供https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000018525.html
ただ、新しいサービスということで、他社比較で開示されている導入実績はまだ少ないように思います。
「AIシュリーマン」の評価
ここまでの情報を踏まえた評価は以下のようになります。
総合評価
84/100点
翻訳品質 | ★ ★ ★ ★ ★ |
料金(導入のしやすさ) | ★ ★ ★ ★ |
機能 | ★ ★ ★ ★ ★ |
サポート | ★ ★ ★ ★ ★ |
実績 | ★ ★ |
【翻訳品質】
「ChatGPT-4 Turbo」 と「Google翻訳」をハイブリッドしたを翻訳エンジンのベースにてしていることで、英語だけではなくアジア言語などの翻訳品質も安定している。また、AIで訳文の校正が出来る、オプションで翻訳会社による品質チェック・修正などがあることから星5としました。
【料金】
今回調査した中ではミドルレンジに位置し導入もしやすいのではないかと思います。
【機能】
他社で装備されている機能はほぼ採用されていることに加え、HTML辞書、部分一致辞書、正規表現辞書など辞書機能が豊富で、言語ごとのCSS&JavaScript設定、画像やリンクの差替え機能など、言語ごとのローカライズに幅があるという点で星5としました。
【サポート】
導入前段階からサポートしてくれるサポートプログラムを一律で提供しており、多言語サイト公開前からリリース後までを手厚く一気通貫で支援してくれます。言語ごとのページのレイアウト崩れへの修正対応をはじめ、 翻訳辞書の作成・登録などの作業をすべて実施してくれるのは魅力的です。
【実績】
新しいサービスということで継続年数がまだ短く、 公示されている導⼊実績数が他社⽐で少ないため低めの評価となります。
【口コミ・評判】「AIシュリーマン」の評判をチェック
上記は個人の評価となり偏りがあるかもしれませんので、他の人の口コミなどの感想から「AIシュリーマン」の評価・評判も見ていこうと思います。実際に利用された方の評判は判断基準としてとても大切です。
とても頼りになるビジネスパートナー
導入を進めるにあたり、エンジニア同士Slackでコミュニケーションを取っていますが、その対応の迅速さと正確さには驚かされています。質問や相談に対しては数時間、場合によっては数分で回答がもらえ、弊社のスタッフ一同、感嘆しています。
機能面はもちろんのこと、サポート面を含め、とても頼りになるビジネスパートナーです。皆さまもまずは相談されてみてはいかがでしょうか。
引用元: https://ai-translate.com/uservoice/bb81a7dce17d4159854f88fd7ad9d4f5
ゼロベースで翻訳するよりはるかに稼働時間が短縮出来る
サイト全体を全て翻訳する際に、外注されると非常にコストが掛かるかと思いますが、AIシュリーマンでは、自動翻訳の候補が掲載されるため、ゼロベースで翻訳していくよりもはるかに稼働時間というものが短縮出来ると思います。ですので、ページ数が多いメディアで大規模なものになって来ると非常に有効活用出来るのかなと思いますね。
引用元: https://ai-translate.com/uservoice/8f559863c00442feacf4628f6a36a9ff
複数言語対応が魅力的
複数言語対応が魅力的ですね。現在、我々が日本語以外に4か国語を使わせていただいていますが、その対応の言語も非常に幅広く対応していただけているので、その辺りは非常に嬉しいなと思います。
引用元: https://ai-translate.com/uservoice/8f559863c00442feacf4628f6a36a9ff
ChaTGPTを使った校正で訳文の精度も上がる
通常の自動翻訳に比べると、DeepLとChatGPTを使った校正候補出しなどもしていただけるので、訳文の精度自体も非常に上がっていくかなと思います。
引用元: https://ai-translate.com/uservoice/8f559863c00442feacf4628f6a36a9ff
すぐに聞けて、すぐに返事が来るという安心感
サポート担当の方の対応も、ご返信はかなり早く、かつ分かりやすくご回答いただけているのと、不具合があった場合にはすぐに改修していただけています。サポートの早さや質というのは非常に素晴らしいかなと思っております。そういう意味では、何か困ったことや、分からない点があっても、すぐに聞けて、すぐに返事が来るという安心感みたいなものは非常にあるので助かっています。
引用元: https://ai-translate.com/uservoice/8f559863c00442feacf4628f6a36a9ff
「AIシュリーマン」の評判・評価を見る限り、複数言語対応などの機能はもちろん、サポートに関する評価が非常に高いようです。
【こんな人におすすめ】「AIシュリーマン」の特徴を踏まえて
「AIシュリーマン」の特徴や評判を踏まえてどういった人が利用に向いているのかをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
AIの翻訳にはまだ不安があるという人
「ChatGPT-4 Turbo」や「Google翻訳」といった、いわゆる「AI翻訳」を使ったWEBサイトの翻訳サービスではありますが、サービス提供会社が翻訳会社ということで、翻訳品質のサポートをしっかりしてもらえるというのが大きな特徴となります。
「AIの翻訳精度が上がっているのは分かっているのだけれど、実際に自分ではその訳文が合っているのかどうかチェックが出来ないし、AIの翻訳にはまだ懐疑的だ、不安を感じる」という方は、プロの翻訳者にチェックを依頼することも出来ます。
また、この翻訳品質のサポートはオプションとなっていますので、翻訳の品質よりもコストを下げたいという人はその分料金を安く利用することも出来ますので、好きな方を選ぶことが出来ます。
英語だけではなく、複数のアジア言語にサイトを多言語化したい
「Deepl翻訳」や「Google翻訳」といったこれまでのAI翻訳は「日本語から英語への翻訳」 においては、非常に精度が高い翻訳結果を出してくれますが、実はまだアジア言語同士の翻訳では英語ほどのレベルに達していないという実情があります。こちらのサービスでは 翻訳エンジンのベースに生成AIである「ChatGPT-4 Turbo」を採用することで、アジア言語同士の翻訳でも安定した翻訳品質を維持できるというのが大きな強みとなっています。
まずはサイトを多言語化して効果検証を行いたい
「安いと翻訳の品質や機能に不安があるし、高価格のサービスでは予算に合わない」という方には、ミドルレンジの価格帯で、翻訳品質が安定しており、機能も豊富ということでおすすめ出来るサービスではないかと思います。ベーシックのプランに、要件や予算に応じてオプションを足していくという方式も導入しやすいのではないでしょうか。
まずはサイトを多言語化して効果検証を行いたいという場合、手軽に導入出来るサービスとなっています。
【サービス提供会社】「WIPジャパン」の会社概要
会社 | WIP(ウィップ)ジャパン株式会社 |
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代表 | 上田輝彦(代表取締役社長) |
住所 | 東京本社 東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス 大阪本社 大阪市北区天神橋3-3-3南森町イシカワビル |
電話番号 | 東京本社 03-3230-8000 大阪本社 06-4801-5710 |
拠点 | 日本(東京、大阪)、中国(大連) |